『報徳論』第11章
業を立つるものの自奉綿衣飯汁の三つに在るを論ず
原文
 く、め、げ、し、[1]り。の、や。の、れ、も、か。」
 く、は、じ、め、し、り、す。」
 く、か。」
 く、ば、民、る。ば、財、り。ば、民、し、ば、し。ば、ん。や。」
 く、ひ、ず。の、や。」
 く、心、も、節、り。」
 く、節、如何ん。」
 く、ず。ば、ひ、り。ん。仮令も、ず。て、ず。て、り。み。綿り。し。は、綿衣、飯、し。身、し。綿衣、ぎ、ず。飯、汁、ひ、て、身、し、財、は、や。ひ、り、ば、道、は、も、ば、り、奸、り、功、す。て、り。の、ず、ず、す。
 は、輪、で、る。ず、ず。車、ず、車、り。身、ば、身、し、ば、ず。飯、汁、綿の、し。姿茄子』。人、ば、人、り。人、ば、人、り。や、瓜、み、み、ず、ず、り。や、す。衣、食、器、宝、も、ば、て、る。古、の、る。や。奉、綿衣、飯、り、り、き、ば、仮令如何動、浪、も、ず。も、ず。誹、て、し。や。如此て、の、り。」
[1]
「得せしむる」は原文まま。「得しむる」の意。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆本文のカタカナはひらがなに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。◆闕字、平出は廃した。