『報徳論』第5章
荒蕪を闢くは上古の道にあるを論ず
原文
 り。は、し、苦、ず。は、き、じ、を、り。し。ば、し。
 げ、も、ず。国、く、用、ず。と、み。乎、け、金、宝、器、て、に、り。
 来、て、後、金、ず。金、ず。ば、如何ず。古、は、て、ず。く、し。民、り、ひ、ひ、ね、ひ、し、ず、ず。く、し。聖、ひ、み、け、て、り、し、り、じ、民、き、り。て、り、ぎ、り、へ、り、後、器、物、銀、で、り、で、け、し、饒、も、め、聖、け、り。の、み、し、や。く、き、じ、も、め、ず。今、銀、宝、穀、物、饒、し、れ、じ、て、退す。れ、し、し、く、す。や。畝、ば、す。り。は、し、ふ。る、を、し。も、ん。り。
 き、か。[1]金、金、金、金、金、ば、ず。し。民、て、に、ば、ち、ず。金、金、金、金、金。国、じ、財、ず。て、き、費、し。や。世、も、所以り。
 り。ば、く。ば、く。に、し。今、は、り。ば、古、聖、り、に、て、み、め、万、し、て、し。や。邑、も、ば、器、る、し。ば、り、仮令め、墾、も、ば、み。呼、て、ひ、器、し、は、て、し。ず。り。と、ん。」
[1]
「用ゆれば」は原文まま。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆本文のカタカナはひらがなに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。◆闕字、平出は廃した。