『報徳論』第6章
治国安民は主者の道にして臣たる者の道にあらざるを論ず
原文
 く、国、て、や。」
 く、く、り。め、と、と、と、て、り。」
 く、る、如何。」
 く、や、歳、す。象、し。な、や。人、て、て、君、き、し、す。庶、じ、り、し、母、ひ、り、ひ、て、く、ず、ず。ひ、ば、り、ば、と、め、む。後、く、後、ぶ。危、衰、り。し、く、賢、り。へ、き、む。へ、へ、へ、め、し、め、便[1]所以の、し。民、み、業、し、る。ば、復、み。て、や。」
 く、と、り。ふ。道、如何。」
 く、や、し、し、し、め、て、む。退、り。正、し、ち、り、り、み、み、ひ、し、き、へ、て、ず。ず。ば、て、れ、み、る、く、る。り。と、し。」
 く、と、り。ふ。道、如何。」
 く、や、ず、雨、ず。ひ、て、ひ、又、養、力、ひ、ず。て、ず。圃、得、り。夫、ば、し。れ、君、れ、め、し、正、れ、し、て、と、や。も、り。妾、ば、和、り、安、し。り。く、ば、く、て、患、し、り。し、り。夫、ず、養、ば、ず。り、る。の、し、ば、じ、る。く、り、り、は、り、乱、し、し、し、り、ひ、す。君、し、ず、ば、し、て、国、す。呼、ひ、は、ひ、り、め、は、ぶ。ず。て、ず。ひ、る。間、ず、す。正、ず。民、て、福、の、夫、て、し。」
 く、は、り。は、や。」
 く、き、げ、の、ず。は、心、る。心、は、臣、み、君、み、身、れ、る。て、民、み、君、る。」
 く、や、て、り。み、下、や。」
 く、は、り。ば、り。れ、て、し、じ、し、て、ば、に、所、り。功、徳、て、し。へ、き、は、り。け、は、り。に、は、み、て、ず。ん。や、ひ、す。や、ひ、す。や、ひ、す。て、す。に、ず。ず。ず。ひ、使て、れ、使や、み。」
[1]
「得せしむ」は原文まま。「得しむ」の意。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆本文のカタカナはひらがなに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。◆闕字、平出は廃した。