『報徳論』第8章
国の盛衰は人君の躬行に在るを論ず
原文
 や、し。は、耘、り。み、は、君、し、み、り。め、し、斂、ば、民、り、り、し、じ、
り、し、し、ひ、国、る。る、は、て、や、り。ひ、ば、し、養、り。養、の、ず。の、ず。り。の、ず。り。は、ず。使る、り。ば、や。衰、背、も、所、ず。や。く、り。ば、し、す。や。ば、り、し、す。彼、ば、我、く、彼、ば、我、し。や。り。

 曰、足、矣。足、矣。」[註1]
 り。り。り。ば、呼、し。り。り。ん。は、ぎ、き、ひ、ひ、し、め、み、み、し、所以し、夜、し、き、ふ。じ、為、む。し。し、し、て、し。て、や。に、て、の、ば、民、し、ず。民、ば、す。ば、て、し。の、や。
[1]
『論語』顔淵篇の「百姓足、君孰与不足。百姓不足、君孰与足」を踏まえた言葉。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆本文のカタカナはひらがなに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。◆闕字、平出は廃した。