『報徳記』第1巻 第2章
先生小田原の大夫服部某の一家を再復す
原文
 生、り、る。歳。の、性、し。苦、り。
 時、生、め、り、す。衛、り、く、我、り。汝、ん。又、事、り。汝、く、し。て、の、す。よ。」し。り。」す。ぎ、く、我、ひ、ず。れ、も、道、ば、り、し。我、は、し。」と。て、縁、し、き、り、七、り。び、ぎ、め、す。衛、く、汝、め、ば、も、汝、や。り、ひ、し。」と。て、生、ひ、り、け、人、て、夜、じ、ひ、し、学、書、む。り、り、り、し、酒匂し、り、し、数、し、内、婦、い、便の、他、へ、銅、つ、へ、し、ず、り。
 年、し、し、り。し、に、り。く、り。し、り。」と。し、け、つ。て、し、り、ふ。す。も、び、草、り。生、り、ひ、し、み、じ、ふ。て、家、り。者、[1]ず。生、年、り。
 夫、は、石、て、藩、す。事、び、財、び、ず。計、ず。す。人、く、村、者、れ、れ、り、[2]り、し、り、り。之、み、行、性、ず。子、み、し、ば、彼、じ、と、ん。」と。氏、び、む。く、ず。我、し、り。今、君、禄、り。じ、や。す、や。子、よ。」ず。子、し、し、事、り。生、く、り。今、退き、ん。し、し、す。我、ば、彼、ん。彼、は、君、ふ。事、や。ず。今、我、ず」と。く、頼、り。り。我、り、ん。汝、か。り、よ。我、き、ん。」と。妻、く、り。」と。
 て、生、り、事、り。も、外、り。ず。り。」と。氏、く、余、ず。弊、り。き、て、す。や。り。子、よ。り。」ふ。く、禄、て、り。も、り。ず。に、家、事、や。上、り、り、し。ず、も、ず、ひ、倍、ず。り、る。や。」氏、す。く、子、今、り。し。事、や。し。ぞ。飯、り、綿し。ず。や。」く、り。ば、や。」生、く、事、び、債、り。り。三、ば、家、す。等、ば、よ。」く、ず。子、れ。」く、汝、ひ、ふ。志、し。来、君、ず。り。ひ、ず。や。ば、し。」と。く、り。今、退と、ず。子、す。や。」生、て、り、り、て、き、し、し、し、め、り、め、て、ふ。じ、借、し、り。び、し。
 生、く、前、く、し、済、り。竟、事、に、り。へ、て、時、せ。は、君、し、へ。へ、せ。り。よ」と。氏、く、家、す。今、り。か。ず。ず。り。も、子、今、ふ。ず。は、子、よ。子、り、ば、に、ち、ひ、[3]金、や」と。く、言、し。ひ、ん。も、し。ひ、調り。来、め、し、へ、ば、家、ず。ず。子、れ。」退き、く、迫、り、む。等、間、ず、り。り。債、今、り。り。人、ふ。志、ず。予、間、所、ず。や。し、ん。ず。り。よ」と、ふ。婢、き、び、く、り。生、ず。り。行、し。
[1]
「室」は「妻」の意。
[2]
「人」は「成人」の意。
[3]
「得せしむ」は原文まま。「得しむ」の意。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。