『報徳記』第1巻 第3章
小田原侯先生を抜擢して分知宇津家の釆邑を興復せしむ
原文
 
 于時、候、め、し、き、き、世、ひ、人、す。間、ひ、げ、じ、し、ふ。風、ず、し、く、も、衆、し、も、ば、人、ず。俗、ひ、り。し。や。臣、も、き、と、り。仮令宮、も、と、し。君、へ。」し。公、ず、道、し、に、情、し、も、ず。と、り。に、ば、彼、ん。き、ば、や。事、も、事、り。」と。
 下、て、[1]石、郡、井、田、邑、り。地、て、く、気、じ、肆、に、が、く、四、り。ひ、論、訟、く、り。り、て、家、く、納、古、に、む。り。
 侯、ひ、き、め、ひ、び、じ、じ、に、ば、れ、置、ひ、り、れ、り、り。臣、し。公、い、ふ。今、ば、出、事、り。て、は、と、し。り、に、ん。呼、ひ、て、ず。生、く、人、や。某、れ、り、め、み。し、や。も、に、や。」ず。使者、ず、す。公、ひ、し、三、ふ。生、と、り。君、ず。て、生、じ、く、某、ず。君、年、ず。ば、り、地、民、元、し、後、し。今、ず。」ふ。使者、す。公、ふ。月、生、し、り、み、し、み、し、り、り、し、土、情、理、り。り、く、君、ず、ず。も、ず。ず、り、し、に、る。も、し、め、ず。は、仮令ず。し。如何も、利、に、人、し、得。は、通、に、も、人、ず、ず。も、民、し、も、し。り。て、ば、ず。如何ば、り。り。は、る。く、り。え、ふ。今、ひ、し。し、き、め、所以へ、り。度、や、し。々、君、ふ。ず。後、に、れ。」と。く、所、し。も、[2]ず。今、道、如何。」生、く、君、ば、宰、民、れ、し、じ、ふ。じ、り、ひ、り、事、り。り。」く、な、言。と、道、如何。」く、し、す。や。」く、事、如何。」く、き、米、に、し、し、ば、し。州、来、田、め、ず。り。今、は、り。に、か、ん。邑、も、事、み。て、り。め、ず。ひ、く、ば、ず、き、て、ば、し。り。如何ず。」く、如何。」く、地、如何も、ず。如何ん、り。り。今、し、き、は、て、る。り。」く、て、者、如何。」く、し。り。は、ば、民、ず。地、く、り。禍、り。も、り。ば、や。し、ば、ず。り、度、ん。ば、ん。君、は、ち、り。」く、な、言。な、所。今、も、ず。に、今、す。し。は、後、我、ひ、ん。汝、れ。り、し、し、し、げ、よ。」ふ。生、り。呼、君、り。臣、り。臣、し。
[1]
「釆」の字は原文まま。「采」の誤植か。
[2]
「用うれども」は原文まま。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。