『報徳記』第1巻 第4章
先生小田原侯の委任を受け野州桜町に至る
原文
 生、り、に、衰、し。敗、し。如何も、ず。者、に、て、誠、ず。心、ち、に、や。の、り。予、れ、り、し、し、し、め、げ、し、り。や、け、は。今、り、か、ば、し、ず。今、と、な。」と、と、し。く、呼、ひ、ん。来、忠、孝、ず。人、は、忠、り。は、り。し、り。は、ん。し、仮令み、も、霊、り。し、き、上、じ、下、ば、懐、や。し、す。ん。心、り。」と。り、し、り、く、今、君、ず、に、し、す。事、も、君、ず。り。業、ず。し、て、ち、す。ず。し、ば、ん。き、ば、今、し。」と。く、な、良人や。子、し。て、々、や。て、心、り。人、ば、ん。人、け、す。や。て、ん。り、は、り。人、れ。ん。」ふ。生、く、言、り。」
 て、圃、り。ふ。年、歳。へ、り、で、里、り。于時り。日、り。の、両、輩、へ、き、げ、し、く、君、ひ、て、き、び、し。等、し。歩、疲、し。来、み。今、り。」ふ。く、意、り。命、く、ず、り。ふ。汝、れ。」る。
 く、正、り。志、し。や。」く、は、り。は、ず。き、り、り。き、れ、き、り。け、人、れ、り、事、り。れ、み、す。や。り。退ず、ず、げ、す。」と。人、ぬ。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。