『報徳記』第1巻 第5章
先生桜町陣屋にありて艱難に素し興復の道を行ふ
原文
 年、生、る。り。地、来、り。年、邑、ち、す。り。れ、し、れ、り、鹿、る。中、じ、圃、り、も、て、草、り、り。り、石、戸、む。り、税、苞、数、し、々、ず、ひ、ひ、力、ひ、訟、く、女、り、れ、外、く、み、事、び、め、り、り、げ、り、し、り。先、侯、み、の、四、り。く、れ、れ、ず。廃、悪、窮、し。生、み、し、き、し、て、で、歩、て、難、し、じ、し、り、饒、便へ、雨、風、暑、も、ず、地、戸、く、後、し、し、き、し、り、き、へ、き、ふ。し、綿衣、し、ず、ず、に、ぎ、み。食、ず。く、等、り。予、し、じ、ば、ず。」と。ず、り、り、き、へ、置、く、し。と、衆、り。難、誠、ず。所、き、ん。
 来、所、ず。ひ、み、ぎ、に、智、の、て、心、へ、し、り、ば、圃、ず。や。」ぐ。賀、後、し、り、き、財、具、へ、ば、め、し、け、め、め、る。す。り。」ば、帳、り。」き、て、む。ぎ、ひ、者、る。き、し、し、め、し。ば、ん。」ふ。へ、ふ。人、り、し、け、り。ば、生、し、り。生、し、し、し、き、し、む。又、ず。や。
 侯、も、力、て、し。」と、吏、二、り、む。
 む。平、性、り。く、ち、ふ。て、り。歿す。生、み、言、り。
 吏、の、性、て、み、ぐ。り、ば、も、我、ず。よ。ば、ん。」ふ。民、ず。某、す。民、ひ、す。之、退け、し、し、み、る。生、ひ、言、し、言、き、も、ず、き、ぐ。夜、と。き、す。生、も、如何り、く、彼、如何ず。り。り、後、ば、我、ず。格、む。げ、ひ、り。ば、我、ん。ず、り。」と。く、彼、性、り。へ、へ。子、来、ず。と、郎、[1]て、り。と。き、し。れ。り。れ。」と。人、酒、す。某、び、三、る、ず。来、し。某、び、し、ず。も、某、酔、ず。民、ず。生、り、し、し、き、業、り。
 後、某、み、め、め、る。ず。と、し。
[1]
「妾」は一人称。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。