『二宮翁夜話』第1巻 第20章
川久保民次郎と云ふ者あり…
原文
 り。も、[1]り。ふ。
 く、時、れ。予、も、ず。て、ば、し。て、て、も、り。我、年、時、鍬、り。[2]ふ。く、今、し、り。り。我、し。予、し、よ。て、し、り。く、ず、ば、よ。き。ば、り。汝、り、ば、し。汝、り。し。々、し、て、足、り、し、に、人、も、り。ば、り。銭、ば、り。し、ば、や。や。れ、め、ず。ず。て、ど、ず。り。り。し。[3]し。し。物、れ。」
[1]
「僕」とは「召使い」の意。
[2]
「かしくれよ」は「貸してくれ」の意。
[3]
底本は「弁」を「便」と小書きで訂している。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。