『二宮翁夜話』第1巻 第30章
翁常陸国青木村のために…
原文
 翁、常陸は、兄、し、し、ば、ず。扨、翁、村、時、村、へ、む。
 翁、く、り、夫、半、二、て、我、ず。[1]も、如何ず。我、ず。」と。
 某、て、我、ん。」ふ。
 翁、く、ず。縦令如何も、彼、て、り。如何ず。し。り。」て、き、り、し、し、る。て、民、ず、き、る。翁、又、り。
[1]
「飭」の字は原文まま。「飾」または「餝」の誤植か。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。