『二宮翁夜話』第1巻 第9章
越後国の産にて笠井亀蔵と…
原文
 て、り。[1]り。
 翁、く、り。り。如何や。」
 く、ず。し。ば、る、容易づ。」と。
 く、汝、り。し。し。り。り。ふ。ず。り。く、て、は、り。ば、し。し。り。
 日、ば、蚯蚓、て、し。し。り。へ、れ、じ。蚯蚓て、り。も、ず、ひ、に、て、き、り。
 く、れ、し。ば、事、ひ、て、り。ば、日、り、外、ず。心、ば、る、り。ば、蚯蚓の、し。り、い、て、よ。ば、今、し。所、じ。」 
[1]
「僕」とは「召使い」の意。
『二宮尊徳全集』第36巻を底本とした。ただし、次の方針に基づき、本サイトの管理人が独自に修訂を施してある。◆漢文以外は、すべて横書きに改めた。◆旧字体は、新字体に改めた。◆仮名遣いは原則として旧仮名遣いのままとしたが、現代的な文語文法に基づき、適宜修正した。(例:飢へ→飢ゑ、全ふ→全う)◆送り仮名、句読点、括弧、改行は、現代的な感覚に即して大幅に改めた。(例:譬ば→譬へば、曰……→曰はく、「……。」) ◆振り仮名は、推測に基づき、適宜施した。◆助動詞および助詞は、仮名に開いた。(例:也→なり、如し→ごとし)◆「ゝ」や「〱」は原則として元の仮名に戻し、「〻」は削った。◆漢文には適宜訓点を補った。